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zoom RSS 刀剣の話

<<   作成日時 : 2013/01/25 23:38   >>

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今年のセンター試験の話を家でやりましたので
そのお話などを…。


つき: 「センター試験終わりましたけど、どうですか?当事者を離れてみての感想は?」

Jr : 「なんというか〜、懐かしいな〜みたいな^_^;」

つき: 「ほ〜、懐かしいですか〜」

Jr : 「そう。そろそろリサーチも返ってきて、懇談とかの時期かな。週明けには出願やしね」

つき: 「そういう時期かぁ。懐かしいな〜」

Jr : 「そう。Mちゃん(←高3の担任)、「あんた、英語できるようになったんや〜」ってえらく
     喜んでくれたん覚えてるわ。
     おかげで、予備校1か所、地理Bを地理Aってマークミスしてくれて、
     「判定不能」っちゅうのんが出たけどな(笑)」

(*過年度生は、たいてい予備校に通っているので、
通学する予備校でのリサーチは出せますが、
他の予備校のリサーチは自ら各予備校の校舎に赴くなど
自力で提出しなければいけません。

こういう場合は、
出身高校が代わりに提出を請け負ってくれたりします。
現役生とは違う苦労は、こういうところにも出てきます。)

つき: 「ありましたね〜。そんなこと。去年までは易化が続いたけど、今年は難化?」

Jr : 「ぽいね〜」

パパ: 「現代文なんか小林秀雄でしょう?ちょっと難しいよね」

Jr : 「うん、自分なら絶望するね」

つき: 「私もキライだわ。文章読むリズムが狂うのんよ、「了」って書いて「了った」とか…」

パパ: 「ああ〜。おまけに今回はイラストまで付いてたよね。現代文でイラスト?って何って思った」

Jr : 「刀剣の話でしょ?文章のいきなり最初が注釈つきってワロた」

つき: 「テーマそのものが注釈つきってどうよね」

パパ: 「それ、キツイと思うよ。そもそも今の子「鍔」とか知ってるのかね」

つき: 「無理でしょう。キミたちはOK?」

Jr : 「学科の子はまあみんな分かるはず」

つき: 「さすが〜」

Jr : 「傘が刀型って子もいる」

パパ: 「umbrellaの傘?」

Jr : 「そう、アンブレラの傘。最初、居合でもやってんのかな〜って思って聞いてみたら、「傘」って」

つき: 「あるんやね、そんなの」

Jr : 「そう。ちゃんと鍔もついてて、柄のところが柄(つか)になってるの(笑)」

パパ: 「そんなのどこに売ってるの?」

Jr : 「さあ〜。三年坂とか嵐山とか、京都の土産物屋とかじゃない?」

つき: 「そういうのを探してくるってのが、すごいわ」

Jr : 「そう。でも、学校でも話題になってたよ、今回のセンターは」

パパ: 「来年はあれを受験した子が入ってくるわけだ」

Jr : 「そうなるね。「なあ小林秀雄解けた?」とかってね」

つき: 「キミのときは何だったの?」

Jr : 「最初の年は、ワッシーと「ばあさん」。「ばあさん」はキョーレツやった。
     次の年は「玉虫」。「黒い雨」の人が書いたの。あれもキョーレツやった。
     玉虫が分からんかったって子、続出」

パパ: 「「玉虫」は結構重要なキーワードだったの?」

Jr : 「まあ、わからんでも解けんわけじゃないと思うけど、
     自分は最後までフィーリングで解く人やったから、
     内容とか言葉がわからんというのは致命的やと思う。」

つき: 「なんか国語の解き方とかで
     「接続詞に○つけて、何かを線で結んで〜」とか教えてるみたいやけど、
     私はあれは、あんまりよ〜わからんかった。
     結構自分の周りでも、フィーリングで解いてたって人は多いけどね」

パパ: 「そうよな〜。そんなことしなくても読みゃ〜わかるわな」

Jr : 「フィーリングって人って結構多いのよね。
     ○つけて線引いてって、どうやっても理解できんって。
     まあ読んでも読んでもわからんときは、それで解かざるを得んけど」

つき: 「うん、それは最終手段って感じやった」

パパ: 「だって、人間何かを読むときって、あんな読み方しないでしょう?」

Jr : 「しないしない」

つき: 「そうやね〜。普段は、読んで内容そのものを理解しようとするからね」
   
パパ: 「確かに。今回の小林秀雄はどうよ。理解できた?」

Jr : 「う〜ん。小林秀雄はそういうふうに思ったんやな〜って。
     でも自分はそうは思わんけどって^_^;」

つき: 「ほ〜。小林秀雄に意見しますか^_^;」

Jr : 「そう。別に自分は刀剣について詳しく調べているわけじゃないけどね。

     太刀ってのは、それを使うのが合理的やったってことでしょう。
     馬上戦で上から振り下ろさんとアカンし、馬に乗るから腰に結わえんとあかんじゃん。
     それで拵も必要やったわけで。

     それが歩兵部隊の地上戦が中心になると打刀のほうが合理的になったってことだと思う。
  
     その戦闘方式の変化って大事だと思うんだけど、その話は書いてない。
     ココ、めっちゃ不満。

     で、江戸時代は実戦がないから、だんだん装飾性に走る。
     あんな透かしの鍔なんか使えないじゃん。
     血のりが流れてきたら、柄持つ手が滑るでしょうが。

     でも、実戦がないと刀の需要も減るし、
     それで職人がプラスαの付加価値を付けていったのかもね。

     だから、また幕末は無骨な実戦的な鍔になって、
     それで消えていったと思うよ」

つき: 「ほお〜。そういう分析ができますか」

Jr : 「そう。まあ、今回は小林秀雄は刀剣について
     興味を持っていたってことがわかった」

パパ: 「でもまあ、刀剣なんか日本史でもやらないし。
     知らない子は多かったんじゃないの」

Jr : 「そういうのはコミックとかで書いてるよ。
     「るろ剣」とか「風光る」とかで自分は読んだ。

     そういう話で、ちょろっと説明書きがあったりするの。

     目釘とか笄(こうがい)とか、透かし鍔とか」
 
つき: 「そういや〜、透かしの鍔って、一昨年かな。
    京博で、殿ん家の永青文庫の展覧会で出てた。鶴もあったはず」

画像
(←「細川家の至宝」珠玉の永青文庫コレクション 京都国立博物館2011.10.08〜11.23
 で買ってきた絵ハガキの1枚。すべて伝林又七作)


Jr : 「ああ〜、受験で行けんかった展覧会だわ」

パパ: 「受験勉強抜けて、永青文庫見に行ってたらわかったわけだ」

Jr : 「いや〜、その展覧会は東京と京都だけやから。
    全国区でほとんどの受験生は見る機会がなかったわけで」

つき: 「まあそうやけどね。
     現在は清水三年坂美術館で「鍛鉄の美」って展覧会が絶賛開催中。
     鍔とかいっぱい出展されてる。

     京都にお越しの際にはぜひに〜」

Jr : 「行ったん?」

つき: 「non。自在置物も出てるから行ってない」

Jr : 「ヘビか?」

つき: 「そう。あのリアリティーは受け付けられない」

パパ: 「巳年だから、やっぱ伊勢海老よりヘビだろうな〜」

つき: 「そう。明珍も甲冑止めて、ヘビを作るなよって思う」

Jr : 「そういや〜、甲冑師も注釈ついてた^_^;」

パパ: 「高坂弾正とか「甲陽軍艦」とかも」

つき :「日本史で出てこないの?大河ドラマでは出てきてたけど」

Jr : 「日本史でどうかな〜。大河は「風林火山」と「天地人」でも出てたけど」

つき: 「「天地人」で出てたっけ?」

Jr : 「うん。高坂弾正は、結構最初で死んでた」

パパ: 「いくら固有名詞ったって、あんまり注釈多いと読みにくいのよね。
     そもそも小林秀雄で読みにくいのに」

つき: 「それは言える。知らない単語が多いと読むリズムが崩れるしね」

Jr : 「そのときは何かに置き換えて読み通すけどね。
     でも小林秀雄って、なんか掴みどころのない文章なんよね…」

つき: 「論説ってより、随筆っぽい?」

パパ: 「そういう感じする。
     ただエッセーというほどの軽さもない」

Jr : 「ああいう文章では○で囲んで、線でつないでって、できないよね。
     そもそもご本人がロジカルに書いていないと思う」

つき: 「そうそう。白州正子とかもそんな感じがする」

Jr : 「ああ〜。白州正子は苦手やったな〜。あれはどこのかな〜。
     バレリーナのトウシューズを作る職人さんの話みたいなのを読んだことがある。
     話はおもしろかったけどね。出たら泣く」

パパ: 「入試に出てほしくないイヤな作家っているよね〜」

Jr・つき: 「断然、森鴎外!」

パパ: 「あれは現代文と言っていいのか?古典だろ(笑)」

Jr : 「あれは日本語じゃない。「いつた」とか、促音をデカク書くなって〜」

つき: 「そう。同じ時代でも夏目漱石はまだOK。森鴎外はアウト」

パパ: 「夏目漱石は日本語なんだよな。森鴎外は古典の域だけど、
     古典でもないから、余計にやっかいさを感じる」

Jr : 「幸田露伴とかそういうのもイヤかも…」

パパ: 「ああ〜、文学史でしか知らないという作家ね」

つき: 「古い人ばっかじゃなくて、新しい人とかもヤよ。
     私は村上春樹なんかはアウトかもしれない」

Jr : 「「何年だかのピンボール」とか?」

つき: 「そう、「ピンボール」。あれだけ人気だけど、私は彼の作品は字面が滑る」

Jr : 「私、大江健三郎とかがアウトかな。「沖縄ノート」とか3行で終わった(笑)」

パパ: 「ノーベル賞作家なら、川端康成とか?」

Jr : 「出題されたら絶望するね。なよろなよろして分かりにくいんだ、これが」

パパ: 「なよって感じは谷崎潤一郎じゃないの?あんまり出題されてる感じないけど」

つき: 「人間関係ややこしすぎて、小説の試験問題のあの量には収まらんかもね」

Jr : 「まあ、今年は「スピンスピン」やったけど」

つき: 「私、子どものころ、地球儀で「スピンスピン」やってたわよ」

Jr : 「私もやってた。地球儀見たら、やっぱ「スピンスピン」でしょう」

つき: 「よね〜。「スピンスピン」して、「これが自転だ〜」とかやるんよ」

パパ: 「ああ〜、ぐるんぐるん回るもんね」

Jr : 「あれは、軸が通った地球儀だからできるんよね」

つき: 「それ以外じゃ、できないの?」

Jr : 「そう。緑の雑貨屋さんで、宙に浮いた地球儀ってあってね。磁石で浮いてるんやけどね。
     それで、「スピンスピン」させたら、ごとって落ちた。慌てて元に戻したけど」

パパ: 「じゃあ、回すときは、そっと回すの?」

Jr : 「そうよ〜。しゅ。ピタ。しゅ。ピタみたいな感じで押さえながら回すのんよ」

つき: 「じゃあ、「スピンスピン」にはならんわけだ〜」

Jr : 「そう。だから地球儀は「スピンスピン」のほうが、地球儀っぽいのんよ。
     うちにもあったけど、まだあるの?」

つき: 「あるわよ〜。物入れに入れてある。ちょ〜邪魔ですけどね(-_-;)」

……



国語の平均点は、中間集計では100点切ってましたから
昨年よりかなり下がっているのかな。


でもね、いつも思うんです。


試験で出題される作品って
結構おもしろいものも多いんです。

だから、本当は、
じっくりじっくり噛みしめて味わうように
読んでもらいたいと思うのです。


でも、受験勉強では
「解く」ことばかりに力点がおかれ、

「味わう」という力は
必要とされないのが、


とても残念に思うのです。


人生で必要になるのは
たぶん「味わう」系の力なんだけど…。



書き手って、

それを「知ってほしい」「わかってほしい」「聞いてほしい」

と思って書くのだと思う。


こんなこと気付いたんだ…。
ね、面白いとおもわない?

みたいな、そういう気持ちいっぱいで。


そんな思いが行間から溢れていて、

そして、その向こうで
ある言葉を残す一方で
多くの言葉を捨てていったのだろうと

その痛みも苦しさも見えたりもします。


ロジカルに読む
ということが大切なことはよくわかる。

けれど、
そのためには、
今の試験の方法で測るのが
ベターなのか…。


もっと、他に
書き手もうれしくて
読み手(受験生)もうれしいような

そんな方法があればいいのだけれど。




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