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zoom RSS 夏休みの宿題の話

<<   作成日時 : 2013/07/31 22:17   >>

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夏休みが始まってから


どこぞに自由研究になるようなものは
転がっていないか?


と探していたら、



つきぐまJrが授業で使用したらしい
「パルミラ遺跡」がどうとかという
レジュメがリビングに転がっておりました。





奈良県立橿原考古学研究所付属博物館で
開催していた

「シリア・古代パルミラの人々
 −シルクロードの隊商都市に生きる−」

という展覧会の資料でして…。




この展覧会は7/28で終了していますし、

遺跡発掘調査の学術的な展示で、

子どもたちの自由研究には
難しすぎますが、



ここは常設展示も充実しているので

今回はその部分で
書いてみます。





ここの博物館、

名前のとおり、
奈良県立橿原考古学研究所の

付設の博物館です。


http://www.kashikoken.jp/museum/top.html


近鉄橿原線の畝傍御陵前という駅から
歩いて5分くらいのところにあります。



まあ、駅前は
な〜んにもないです。

コンビニ1軒ない。


平日昼間とは言え、

人通りもなく

いくつかの通りを渡るのに
信号すらないという

ほんとにのんびりとした場所にあります。









こういった研究所付設の博物館というのは、

その1つ1つが
研究対象であり、
また研究結果であり、

とにかく
いろいろ展示を詰め込んで(詰め込み過ぎて)
雑然とした感じもあって

正直、洗練された展示じゃないです。



大手のマスコミがスポンサーに付く
「○○展」みたいな企画展と比べたら

もう手作り感満載という感じで
全然違います。



でも、なんとなくそこに
「愛」を感じると言いますか…。




つまり、

その銅鐸1つ、


それを作った人がいて、崇めた人がいて、

長い年月、土に埋もれて

そして、それを掘りだした人がいて、

それを多くの人に「見てもらいたい」
と思う人がいて…


のような


多くの人の橋渡しで

今、それはここにあるんです。


というような、

何がしかのストーリーを
彷彿とさせるような展示だと思います。





展示構成は
まあオーソドックスに


旧石器時代の石器から
縄文、弥生、古墳…と時系列に並べられています。



県内の遺跡から発掘されたものなので、


何気に
太安万侶墓関連のものだとか、

藤の木古墳関連のものが
展示されているという
贅沢な内容でした。




やはりこれも県内だからなのか
長屋王の木簡もありました。

(こちらは奈良文化財研究所の発掘だったはず。)




太安万侶の墓誌が出てきたのは
茶畑か何かだったので

まあよかったと言えばよかったですが、


長屋王の木簡の類が出てきたのは
百貨店建設予定地で、

それも万単位の数が出てきて

工事が大幅に遅れたりしていましたから、



もう、奈良でも京都でもですが、

発掘調査というのは、

研究者にとっては嬉しいことでしょうが、

土地所有者にとっては
恐怖ではないかと思ったりはします。



あんなの出てきたら
終わりですもん…。




展示はとにかく数が多く、
説明もとても多いので、


全館くまなく見るなら
相当な時間が必要ですが、



ピンポイント的に
これとこれは!というのなら

それほどの時間は必要ないと思われます。


小学生向け、中学生向けの
きちんとしたワークシートが
入口に準備されていましたし、



モノの区分で
「土器」や「石器」をテーマにしたり、

または時代区分で
「古墳時代」「飛鳥時代」をテーマにしたり、



自由研究としては
取り組みやすいテーマが

転がっているように思いました。





ちなみに「考古学(archeology)」というのは、


私的には
古代の「土器」だとか「石器」だとか

そういう古いものを扱うのだとばかり
思っていましたが、



つきぐまJrによれば、



「考古学」というのは、

あくまで「モノ」が対象で、


「歴史学」というのは、

あくまで「文献」が対象。



だから、文字で記録される時代になっても
「モノ」が残っていたら

それは「考古学」での
研究対象となるのだそうです。


例えば、有田磁器(伊万里焼など)も
考古学の対象ですし、


もっと近い時代だと、

太平洋戦争中に武器として作っていたという
陶器製の手榴弾などを
研究している人もいるそうです。



考古学でよく間違えられるのは、

「恐竜」らしく、

こちらは古生物学という自然科学の分野で
取り扱うものだそうです。


考古学も歴史学も
どちらも人文科学なので、

あくまで「人」と関わりがある、

つまり「人がどう生きたか」「人がどう暮らしたか」

などに帰結するものでないと
研究対象にはならないそうです。



ふむ、なるほど。


勉強になります^_^;






最近の博物館は
どことも厳しい運営を課されているのか、


博物館の入口に
今年度の入館者数目標などが掲げられておりました。


目標数55000に対して
6末時点で15000。


大丈夫なのか?



博物館のゆるキャラとして
「いわみん」とか言う
埴輪の人形を作って

現在、絶賛売出し中の模様。



最寄の畝傍御陵前駅には

その埴輪キャラの看板が
置いてあったのですが、


なぜか通りすがりの小さい女の子が
ものすごく気に入ったようで

抱きついたり、握手したり、
ママに写真を撮ってもらったり
していました。



受付で、教えてあげようかと思いましたが、
止めました。

ので、こちらに書いておきます。


「いわみん」を気に入った子がいましたよ(^^)v




他にも「お客様の声」カードも

(↑いわゆるSCなどで貼っているのと同じようなもの)


掲示されていましたが、


厳しい声もいっぱい…でした。




それだけに
何だかとっても応援したくなってしまって、


以上、橿原考古学研究所付属博物館の紹介でした。




同じようなタイプの博物館なら


大阪なら

大阪歴史博物館



京都なら

京都大学総合博物館
もあります。



大阪の歴史博物館は

古代だけでなく
近世近代の展示も多いですし、


子ども向けの資料や
ワークシートの類も充実しています。


ここの窓から見える
大阪城は絶景かも。

(現在はエヴァゲリの展覧会やっています。)




京大の総合博物館は、

もうちょっと雑然とした感じですが、


人文歴史系博物館&自然科学系博物館の
両方を1度にみることができて
オトクかも。


また、こちらはお子を将来、
目指させたいという方!

博物館行って、学食寄って〜で
大学のキャンパスを味わってくるのも
オススメです。



神戸市立博物館は

残念ながら、
今年の夏は改修工事で休館中です。



市町村などの自治体でも

それぞれに小さい博物館や郷土資料館などを
お持ちだったりします。


夏休みのワークショップや展示を
やっているところもあるので

探してみてください。






(ちなみに今回の「パルミラ遺跡」の展覧会は、
墳坑の調査でした。


今のところ、遺跡そのものは
なんとか無事らしいです。


遺跡は砂漠のど真ん中で

もめている都市あたりとは
ちょっと距離があるからか。


でも、なんせあの内戦状態なので
発掘調査の再開は
いつになるかは未定のようです。



で、何で奈良県がパルミラ遺跡の発掘調査を
というのは、

どうやら「シルクロード」つながり

ということのようです。)





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